ここでは、平均値と中央値の違いを紹介します。
例えば、800万円と700万円と400万円の年収の人がいた場合、平均値はそれらの数値を足して3で割った約633万円という数値になります。
同じ事例で、中央値は3人の年収の中でちょうど真ん中(2番目)の人の年収である700万円という数値になります。
これらの数値が意味することは、塾講師のように年収のばらつきが激しい職業の場合、平均値では必ずしも塾講師になろうとしている「普通の」レベルの人に予想される年収が判明しにくいことです。
中央値の方が、塾講師が期待できる年収の予想額を示すのに適しているといえるでしょう。

塾講師は、就労形態や仕事への取り組みにより収入に幅がある職業です。
非正規雇用の塾講師と専門的に価値の高い情報を生徒に提供している塾講師とでは、収入に差が出て当然だといえます。
これから中学受験の塾講師になろうとしている方は、平均値を意識するより中央値を意識すべきでしょう。
著しく平均値を下げている講師よりも、真っ当に講義に臨んでいる多数の講師を基準にして、自分の仕事を評価するためです。

中学受験の指導を真摯に行えば、自ずと講師の年収は上がります。多くの講師は、生徒を受験に合格させるために真剣に指導をしているため、年収の中央値は平均値より高いです。
中央値を上げている講師の特徴として、中学受験の指導に徹底的に向き合っている点があります。
具体的には、生徒の受験する学校の傾向と対策を過去問レベルで分析することを最低限行っているのです。